悩み相談

嫌なことばかりが頭に浮かぶ【悩み相談】

こんにちは、ゆーこーです!

今回は10代女性の方からのお悩みです。

嫌なことばかりが頭に浮かぶ

最近のニュースで、子供が親を殺してしまうニュースを見ると自分もやってしまうんではなかと、思ってしまい頭の中から離れず辛いです。
朝起きてから、殺人なのど言葉がぐるぐると回ってしまいます。
殺したいと思う気持ちは全くないのですが、その言葉が頭から離れません。
どうしたら考えなくなるでしょうか。

なかなか深刻なお悩みです。頭の中で曲がループしてしまうことはよくありますが、殺人がループするのは体験したことがありませんでした。これだと自分を疑かねませんよね。自分なら心が壊れてしまいそうで本当に心配です。

今回の回答がこちらです。

拝見いたしました。
抜け出せないループほど病むものはないですよね。

少し難しい話です。
あなたは「子供を殺さない」ということを意識しているけど何故か殺人という言葉がグルグルする。
これは脳の構造的に仕方ないことです。

脳は否定語を理解できません。
例えば「タバコを吸わない自分」をイメージしてみてください。
どうでしょうか。
正解のイメージは「ただ突っ立っている自分」です。
ですがきっと「タバコを吸っている自分が、タバコを止める」というイメージになったのではないでしょうか。
否定するためには一度前提を作り上げないといけないので、タバコを吸う自分が作り出されてしまうんです。
ですので、あなたが「子供なんて殺すわけがない」と思えば思うほど「人を殺そうとしている自分」がイメージされます。

ではどうすればそのイメージをなくすことができるのか。
イメージをなくすことは難しいので、イメージを上書きする方が簡単です。
そこで肯定的なイメージを浮かべてみてください。
例えば「人を殺さない自分」ではなく「周囲の人を大切にしてお互いに楽しんでいる自分」をイメージしてください。
実はこのイメトレは結構効果がありまして「脳のある部分を活性化させ、人に優しくできる感情が強くなる」という研究結果が出ています。
悩みを解決しつつ、脳の機能を強化する。
一石二鳥です!

一番伝えたいことを最後に書きます。
その思考が浮かんでいるのは、あなたが悪いのではなくたまたま目にしてしまったことによる偶然です。
『あなただから』起きたわけではありません。
自分自身を悪い人物だと勘違いしないようにしてくださいね、あなたは良い方です。
そもそも悪い人物だったらこの思考ループで苦しまないでしょうし。

お悩みが解決することを祈っております。

脳は否定語を理解できません。

例を挙げて実感してみましょうか。この文章を読み終わる頃には『否定語は理解できないこと』を肌感覚で知ってもらいましょう。

ということで私からお願いです。読み終わるまで、絶対にライオンのことだけは考えないでください。約束です。

さて、今回のテーマに入りましょう。実は、質問者さんからの返事があったのですが、お返事を察するに、この回答はあまり刺さらなかったようです。これは僕のミスです。おそらくですが、質問者さんは回答を理解できたけど納得できなかったのだと思います。

理解を納得まで落とし込むための橋

以下、反省文のようになりますが、読者の方も参考になるはずですので、ぜひご覧ください。

悩みに苦しんでいる時、その悩みを聞いてくれる人に対して質問者さんが求めるものは3パターンあります。

事例として、浮気された方が「浮気するなんてひどい」と相談しにきたとしましょう。

このときまず相手が求めるのは共感です。こちらが「辛いですよね」と相手の気持ちを理解することです。

次に求められることがあるのが同意です。こちらが「浮気はダメですよね」と相談者さん自身の意見を肯定する発言です。

最後に求められるのはアドバイスです。こちらが「浮気の苦しみから抜け出すためには〜」と解決方法を与えることです。

以上の3パターンがよくあります。すべてが揃うわけではなく、このうちの1つだったりします。「姑がひどい!分かりますよね?」という質問だと『同意』ですし、「仕事に疲れました」という質問だと『共感』です。場合によって対応を変える必要があります。

豆知識:特に心理カウンセリングでは、同意はダメだけど共感しよう、という鉄則があります。同意はカウンセラー自身を追い込むことになるからです。「あのとき賛成してくれたじゃん!」と責任を転嫁されかねないのです…

 

さて、相談回答者がしてしまいがちなミスとして、自分の得意な範囲で答える、というものがあります。質問者は『アドバイス』を求めていたけど、『共感』が得意な回答者だったため、相手を思いやってばかりになってしまってアドバイスはしなかった、などです。

今回僕が犯してしまったミスはまさにこれでした。共感ではなくアドバイスに偏ってしまったことです。僕自身アドバイスが得意な上に共感が難しい内容だったので、無意識によってしまったようです。アドバイスを理解させる文量がおおいですよね…

より深い共感が求められているのに共感せずにアドバイスをしてしまうと、理解はできるけど納得いかない、という現象が起きます。つまり相手から必要とされている共感レベルの認識を誤ると、そもそも話を聞いてもらえないんです。

共感とは理解から納得に至るまでの橋渡しになる大切な要素です。

これは相手の気持ちを汲み取れない回答者側に非があります。僕の失態です。ほんとまだまだだなぁ…

共感の大切さを侮らないでほしい

これを読んでいるあなたが、他人から悩みを打ち明けられることもあるでしょう。

そんなとき「こんなこと、〇〇をすれば解決するじゃん」と解決策がパッと浮かんでくることがあります。書籍でノウハウを知り尽くしている人ほど、引き出しが多いので思いつきやすくなります。

でもその意見を口に出す前に、まずは共感してあげてください

共感がなければ納得がない、納得がなければ変化がない、変化がなければ解決はしません。

相手を救いたいと熱意を持っていればいるほど、救うことのできる方法論を示すアドバイスに偏りがちです。

その情熱をうまく形にして昇華するためにも、共感の大切さを忘れないで欲しいと思います。僕もこれからより重視していきます。

ということで、今回のお話は以上です。

 

さて、序盤にお願いした「ライオンを考えるな」という約束は守れたでしょうか。

もし頭に浮かんでしまっていた方、それが否定語を理解できないということです。子供や部下にお手伝いをお願いする時などは、「〇〇するな」ではなく「〇〇してね」と肯定的なお願いに変えてみましょう。

頭に浮かばなかった方、マジですごいです。どうやったんでしょう、もしかして僕の文章がわかりやすくて没頭できたからなのかも…!

おばけ君
おばけ君
調子に乗ってる?
ゆーこー
ゆーこー
根拠のない自信にすがりたい、そんな日もあるッ!

冗談です。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

素敵な日々が過ごせることを祈っています!