悩み相談

物欲の抑え方を知りたい【悩み相談】

こんにちは、ゆーこーです。

今回お答えしたお悩みは、20代の男性からいただいたものです。

相談:物欲の抑え方

いつも新しい物を手に入れることで頭がいっぱいです。
家が欲しい、金が欲しい、新しいパソコンが欲しい、スマホが欲しい、靴が欲しい、いつも新しい物を手に入れることを考えています。
どうしてかと考えてみたら便利な物をたくさん持てば幸せになれるとよく考えずに信じ込んでることに気づきました。この信念が正しいのかどこから来たのかわかりません。
必要な物以外を欲しがる必要はないし、いつも物を手に入れることばかり考えてるのは苦しいです。
どうすれば必要な物だけを欲しがるようになれますか?

ほんとこの気持ち、よくわかります。僕も気がつくとAmazonやメルカリばかり開いて目をキラキラさせてます(※お前は煩悩を捨て去れ)

しかしこれは僕たちだけの問題ではないはずです。コロナの影響によって自宅待機が余儀なくされ、外出して気分転換をすることもできなくなったため、家の中で散財する人も多いのではないでしょうか。

ということで今回僕がお答えした回答がこちらです。

拝見いたしました。
私も同じように物欲が激しいタイプです。簡単に消えない衝動ですし、困りものですよね。
消えることはないでしょうが、少しだけ収まるかもしれない話を。

耳にしたことはあるかもしれませんが、あえてマーケティングの話をさせてください。
商品紹介の時にやってはいけないことがあります。
それは機能を紹介すること。
例えば、フライパンの紹介で「特殊な〇〇コーティングを使用!」と書かれてもピンときませんよね。
機能を紹介したいのは開発者だけであり、顧客は機能を求めていないのです。
では顧客は何を求めているのか?
それは体験です。
「油なしでも絶対にこびりつかないフライパン!」と紹介されたら興味が湧きますよね。
『人が求めるのは機能ではなく体験である。』
マーケティングの絶対原則になっているほど、重要なことです。

人間はどんな環境でも1年で慣れるという研究があります。
即座に環境を変える力の源である物欲があるのは仕方ありません。
問題なのは、あなたの物欲はどんな体験を求めて発露しているのでしょうか。
もし「どんなものでも欲しい」と思っているのであれば、それは何を買ったとしても満たされません。
なぜなら特定の体験が欲しいのではなく、新しい刺激が欲しいだけだからです。
もしここらへんが曖昧でしたら、自分はどんなモノを買ってきたのか、どんな体験を楽しんできたのか、一度紙に書き出して見てください。
客観的に見ることができ、無駄なものを無駄だと仕分けることができるようになります。

それでも無理なら育ってきた環境が無意識に作り上げた思考の問題です。
そこで私がオススメするのは、新しい刺激ではなく奥深い刺激を求めることです。
新しい刺激って面白いです。すごいスマホとか最高ですよね。笑
ですが薄い体験は何も生みません。活用できるのはトークテーマぐらいでしょう。
そこで厚い体験まで昇華してみてください。
スマホの使い道は何か?古いスマホとは何が違うのか?カメラの画質はどうか?
面倒ではあるんですが、これらを積み重ねることによって薄い体験だったものが重みを増します。
そうなってくると一つ一つの体験を大事にできます。
大事にできればそれだけ満足度も高くなるんです。

新しいものの魅力を味わうことは決して悪いことじゃありません。
自分の身を滅ぼさない程度に、楽しんでみてください。

序盤に寄り道してしまった感が否めない内容ですね、こうしてみると拙さがわかる…。

とはいえ、後半を読むことで言いたいことは伝わっていると思います。僕が言いたかったことは「薄い体験ではなく厚い体験をしよう」ということです。

薄い体験をたくさん集めても充実感はない

ネットがなかった時代に比べて、現代は簡単に刺激的なものに出会えます。

SNSを使えば、面白い投稿や有名人の考えていること、タレントのオフショットなど、自分の興味が満たされる投稿がたくさんありますね。部屋でスマホをいじっているだけで暇つぶしができます。

ですがそれは暇つぶしでしかないんです。充実感は決して出てこないんです。

充実感とは一定時間のうちにどれだけ夢中になれたか、が指標になります。

では1日中SNSだけを見ていて、充実感はあるでしょうか。個人差はあるでしょうが、きっと「もっと何か違うことできたんじゃないかな」と小さな虚無感が襲ってくるはずです。

それもそのはず。費やした時間は確かにSNSだけ。夢中になったと言えそうです。でもそこで得た体験は全て細切れのもの。つながりがないんです。

夢中になるためには繋がりがないといけない。断片的なものは集中が切れてしまいますからね。今回の例で言えば、夢中になっていたのは1つ1つの投稿であり、SNSのタイムラインではないということになります。

逆に特定の個人に絞って投稿を見ると、夢中になれるはずです。例えばTwitterで「100日後に死ぬワニ」という投稿がありましたね。作者さんは毎日4コマで、100日後に死ぬことを知らないワニくんの日常をドラマチックに描いていました。これを1日目から100日目まで見たら、SNSだとしても充実感はあるはずです。ニュースで取り上げられたほどですから、それほどみんなも夢中になっていたようです。これはつながりによってそれぞれの体験が紐づいて、厚みのある体験に昇華されたからです。

充実感をもたらす秘訣

つまり僕たちの人生に充実感がない時がある理由は以下の通りです。

充実感がない理由とは、個々の体験につながりがなく厚い体験ではないから。

まさにこの質問者もそうでした。なにかを手に入れた時にその体験が終わってしまっていた。そうなるとどれほど物を買い足そうと、それらは全て薄い体験です。

そこで1つの物を購入したら、それを使って様々な経験をしてみてください。

スピーカーを買ったのであれば、音楽を聞いて満足するだけでは足りません。自分の好きな映画を見てみたり、音響の素晴らしさでノミネートされた作品を見てみたり、夜中にジャズをかけてゆっくりする時間を作ったりしてみてください。

そうすることで「購入した」という一つの体験ではなく、つながりのある多くの体験をすることができるので、その物自体に対して厚い体験となり、充実感が湧いてくるはずです。

また、体験ではなく知識であっても構いません。

脳科学について興味が湧いたら、ネットで調べるだけではなく、たくさんの書籍を買ってみてください。それらが繋がり出して一つの大きな体験となった時、費やした時間に見合った充実感がやってきます。積み重ねってやっぱり大きいんです。

 

人生は限られた時間しかありません。

そのなかでどれだけ充実した人生を送ることができるか。

今回お伝えした「薄い体験ではなく厚い体験」という思考回路が、あなたの人生のお役に立てることを祈っております。